【コース】8日 美濃戸口ーーー行者小屋ーーー中岳のコルーーー中岳ーーー赤岳ーーー赤岳展望荘(宿泊)
赤岳展望荘に荷物を置きカメラだけ持って横岳方面へ「ツクモグサ」の撮影に出かける。
9日 赤岳展望荘ーーー横岳ーーー硫黄岳ーーー赤岳鉱泉ーーー美濃戸口
支部の撮影会は中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳と巡回する中、今年は「ツクモグサを撮ろう」のテーマで八ヶ岳に入山しました。一週間前に開山祭が行われ、いよいよシーズン開幕を実感。三日前には梅雨入りとなり、私たちが出かける2日間は曇り、雨の天気予報、毎年支部の撮影会は天気に恵まれていないので「今年もか!」とがっかりしていました。ところが、今回自称晴れ男?の初参加により、何と2日間とも晴天に恵まれ絶好の撮影日和となりました。(一日目の夜は雨)
美濃戸口から行者小屋へ行く間にはホテイランなどの可憐な花々を撮影しながら進みました。行者小屋で休憩した後、文三郎分岐を経由し中岳のコルへ、「阿弥陀岳に登ろうか」との意見もありましたが今回はパス。中岳を経由し赤岳に登り、今日宿泊する赤岳展望荘へ。展望荘へ到着後ザックを置き、カメラ片手にツクモグサが群生している横岳へ。ツクモグサはちょうど見頃を迎え、「さあ、私の可憐な姿を綺麗に撮ってよ。」と言わんばかりに咲いていました。ツクモグサの要望に応えるため、皆でカメラの設定や構図の情報を交換しながら撮影を楽しみました。この時ばかりは皆の表情が生き生きし、目が輝いていました。小屋に戻った後雨が降り出し、ほっと一安心。
ビールで乾杯しバイキングの夕食、写真の話、山の話に花が咲きました。この日は宿泊客も少なかったので、全員が展望荘自慢のごえもん風呂に入り汗を流し、身体を温め就寝。夜中の風雨には何度も目が覚めましたが、朝方には止み、雲の間から太陽が顔を出してくれました。今日は横岳から硫黄岳へ縦走。今年は雪解けが早かったので、たくさんの高山植物が出迎えてくれました。硫黄岳から赤岳鉱泉へ下り美濃戸口へ無事下山。
日頃は単独行の多い会員も、一年に一度はこうして一緒に登り懇親を深める良い機会。今年は天気に恵まれ写真も沢山撮れ、楽しい撮影会となりました。
(中谷育子 記)
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